いよいよ難関国立編も完成編です。完成編は各大学ごとに記事を書いていきます。まずは東大国語から行きましょう。バックナンバーは下記のものです。
【第三段階:完成編】
「過去問編」
もちろん最後は過去問ですが、東大国語の場合古文漢文に比べて現代文が難しいです。ですから、過去問を解いてみて難しいと感じる場合には、スタディサプリ「東京大学現代文対策講座」を受講してください。また、参考書としてKADOKAWA「東大現代文でロジカルシンキングを鍛える」を参照するとより理解が深まるでしょう。これらはともに「東大の過去問」のみで構成されています。(なんで受験参考書じゃないんだと思う人もいると思いますが、難関大対策の受験参考書は「売れない」というのが出版社の定説です。ですから、東大本は現代文に限らずほとんど一般書か新書になっています。そこで私も一般書として書きましたが、受験参考書としても通用するものを書いたという自負もあります。)
〜特徴〜
①全ての問題が東大の過去問で構成されています。
②「どういうことか」「なぜか」の根本的な考え方を学ぶことができます。
③大学受験に必要な論理的思考を確認することができます。
〜利用法〜
①問題を解きながら通読します。(1週間)
②間違えた問題を解き直します。(1週間)
ここで説明されている「フレームワーク」は、「発展編」で紹介した「現代文読解の基礎講義」の「構文」と同じです。今まで紹介した参考書と考え方が同じなので、すんなりと入っていくことができます。
そして、東大現代文になれた段階で「過去問演習」に入りましょう。そこで使用すべき本は教学社「東大の現代文25カ年」「東大の古典25カ年」です。
〜特徴〜
①多くの過去問が収録されている。
②解答解説は「あっさり」している
〜利用法〜
①現古漢セットで解きます。最低でも2000年以降のものは全て解きましょう。
②現代文は解答解説が「あっさり」しているので、自分で「解答」を考えましょう。
③古文漢文は「訳」を参考にして「解答」は自分で考えましょう。
この本は「問題を多数手に入れることができる」という意味でとても貴重な本です。しかし、解答は「あっさり」していますから、信頼できる先生に自分の解答を見てもらいましょう。
「添削編」
「25カ年」シリーズは解答解説が「あっさり」しているので、添削をしてほしいという人も多いと思います。学校や塾に信頼できる先生がいるのであれば、その先生に答案を見てもらうようにしましょう。もしいない場合はロジックノート通信添削がオススメです。そもそもロジックノートは「東大の過去問の添削をしてほしい」というサプリ生の声から生まれたサービスです。ぜひ積極的に利用してほしいと思います。東大受験生は「難関国立コース」を申し込んでください。
〜特徴〜
①柳生好之の指導を受け、言楽舎で研修を受けた現役東大生が添削をします。
②5日で答案が返却されます。
「直前特訓編」
「スタディサプリ」も「25カ年」も2015年度の問題までしか収録されていません。2016年、2017年の問題の解説も聞きたいという人は、ロジックノート直前特訓「東大対策現代文」をお勧めします。
〜特徴〜
①2016年2017年の問題を柳生好之が解説します。
②入試直前の最終チェックとして利用できます。
③2016年2017年問題の添削サービスもついています。
東大国語は通常半分できれば合格点と言われています。しかし、柳生好之の受講生たちは今まで文科で70点以上、理科で50点以上を軒並み取ってきました。
ロジックノートがあれば世界中のどこにいても日本最高の大学「東京大学」の対策ができます。ぜひ、東大に合格して輝かしい人生を送ってください。