【センター国語第一段階:基礎編】
センター国語で100点前後の人は、そもそも基礎が身についていません。したがって、この段階では基礎力の充実を目標として参考書選びをしましよう。
1.センター国語:現代文知識編
センター国語の現代文の基礎は「漢字・語彙」です。センター国語では第一問で漢字(10点)、第二問で語彙(9点)が出題されます。まずは、この部分の対策として「漢字・語彙」を鍛えましょう。もちろん、「漢字・語彙」の力は読解問題にも必要になってきますから、それ以上の点数アップが期待できます。「漢字・語彙」を身につけるのにふさわしい参考書はいいずな書店「TOP2500」です。「漢字練習帳」と「現代文単語帳」が一冊になっているので、センター国語の現代文にはこれ一冊で十分です。
〜特徴〜
①「漢字問題集」と「単語帳」がオールインワンになっています。
②漢字に意味が付いています。
③評論語・カタカナ語・対義語・慣用表現・四字熟語と読解にも役に立つ用語が載っています。
〜利用法〜
①まずセンター国語では書き取りは不要です。ですから、「漢字→読み方→意味」という順番で目を動かして確認していきます。
②さらっとで良いので、毎日10分くらいで一週間で一周するように目を通します。
③ ②を4回繰り返します。(一ヶ月)
2.センター国語:現代文読解編
センター国語の現代文のもう一つの基礎は「国文法に基づいた読解力」です。センター国語は解答を公表するため、必ず正解が決まらなくてはいけません。そこで何を根拠に「正解/不正解」を決めるのかというと、「国文法」という客観的なルールです。センター国語に必要な「国文法に基づいた読解力」を鍛える上で最初に選ぶべきは学研「ゼロから読み解く最強の現代文」です。
〜特徴〜
①苦手な人でも取り組めるように「短い文」で「設問が少なく」なっています。
②センター国語に必要な「指示語」「接続詞」など読解に必要な文法が学べるようになっています。
③センター国語に必要な「抽象・具体」「対比」「並立」など論理的読解の基礎が学べるようになっています。
〜利用法〜
①15題掲載されていますから、1日1題のペースで15日で終わらせます。
②完璧にするために1日1題をもう一度繰り返します。
③30日で終わらせます。
センター国語の現代文対策は一ヶ月でこの二冊を終わらせましょう。
3.センター国語:古文単語編
センター国語の第三問は古文です。この段階では知識をつけることに徹する方が良いでしょう。読解力は現代文で鍛えておいて、古文の演習は後回しにする方が効率的です。そこでこの段階のセンター国語の古文の勉強は「単語」「文法」になります。まずは「単語」から行きましょう。センター国語に必要な古文単語を身につける上で選ぶべきはスタディカンパニー「古文単語ゴロゴプレミアム」です。
〜特徴〜
①ゴロがついています。本当に苦手な人にはとても助かります。
②掲載単語数が多く、「単語」だけでなく「文法」や「古文常識」や「和歌の修辞法」までまとまっているオールインワンです。
③単語の「解説」も充実しています。
〜利用法〜
①本当に苦手な人はまず「ゴロ」で「単語」とメインの「意味」だけを覚えます。(一週間で一周)
②「例文」を読みながら単語の「意味」を確認します。(一週間で一周)
③単語の「解説」を読みながら単語の「意味全て」を確認します。(一週間で一周)
4.センター国語:古典文法編
センター国語の古文や漢文を読む上で欠かせないのが「古典文法」です。実はセンター国語の現代文も「文法」が重要なのですが、「文法」に基づいた読解というのは「古文」で鍛えることができるのです。また、「文の構造」や「助詞」は現代文とも共通のものが多いので、「古典文法」をしっかりと勉強することはセンター国語全体の点数を上げるために有効です。センター国語に必要な「古典文法」を身につける上で選ぶべきは旺文社「古文教室古典文法編」です。
〜特徴〜
①文法を勉強する上で必要なことをカットすることなく、わかりやすく説明しています。
②穴埋めドリル形式なので、苦手な人でも読み進めることができます。
〜利用法〜
①「ウォーミングアップ編」の「品詞」「用言」を3日で終わらせます。
②「実践編」の「助動詞」を一日一つずつやって行きます。
③「実践編」の「助詞」は5日で5周します。ここは現代文にも通じるところですから、しっかり身につけましょう。
④「実践編」の「敬語」は3日で3周します。ここは次の段階の「読解編」でも詳しくやるので、さらっとで構いません。
※この部分はスタディサプリ「古典文法」で代用することもできます。
【第一段階】は以上です。しっかり計画を立てて、実行して行きましょう。
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