- 目次
- 1.センター古典:何回も読む
- 2.センター古典:登場人物をチェック
- 3.センター古典:動詞と目的語に注目
- 4.センター古典:敬語を味方につける
- 5.センター古典:会話文の中は後から読む
- 6.センター古典:ジャンルを意識する
1.センター古典:何回も読む
もっともオーソドックスな読解法は一度本文を通読し、設問に関するあたりを読んで解答していくものだと思います。
センター英語やセンター現代文でも一度の通読で全てを理解することが求められています。
ところが、センター古典では逆に何度も読むことが求められているのです。
本文が英語や現代文に比べて短めに設定されているのもそのためです。
今回の記事で紹介するポイントを意識しながら3回は本文を通読するようにしましょう。
2.センター古典:登場人物をチェック
古文が読めない人の多くは「登場人物」を把握できていないことが原因です。
センター古典が苦手な人は、選択肢を見て初めて「え、こんな人登場してたの!?」と驚くことも多いと思います。
つまり、センター古典の正確な読解の第一歩目として「登場人物」に印をつけるようにしましょう。
性別がわかる場合には「女」「男」のようにメモしておくとよいでしょう。
3.センター古典:動詞と目的語に注目
先ほど解説したようにセンター古典は3回は読むことが理想です。
そして1回目の読みで意識すべきことは「全体像を把握すること」です。
つまり、1回目の読みでは詳細は無視しても良いのです。
ではセンター古典の1回目に注意する箇所がどこかというと、「主語」と「動詞」と「目的語」に打ち消しの助動詞を加えた4つの箇所です。
逆にいうとそれ以外の助動詞などは1回目の読解の時は無視してもかまいません。
4.センター古典:敬語を味方につける
「敬語」が大切という話は何度も聞いてきたと思います。
その理由としては「敬語」に注目することで「主体判定」が容易になるからです。
ただ「大切」だとわかっていても「敬語」は文法の中でも難易度が高く身につけることは簡単ではありません。
そこで最も「主体判定」に効果が大きい「地の文の尊敬語」だけを先に学習しておいてください。
ここをマスターしておくと、センター古典で必要な「主体判定」の半分程度はクリアできます。
5.センター古典:会話文の中は後から読む
会話文の終わりには、多くの場合「心情を表す言葉」や「事の顛末」が記されています。
「」と泣きて、や、「」と許しけり、などです。
これらを見つけたら会話文を「」でくくってしまいましょう。
そうする事で視覚的にスッキリします。
そして1回目の通読では「会話文の中」は読まないようにしましょう。
なぜなら会話文の中と外は直接的なつながりはないので、会話文の中を読まなくても概要が把握できるからです。
また「会話文の中」を読まないことで、全体の単純な構成(AさんとBさんの会話など)を把握することができます。
つまり「会話文の中は全体像を把握した後に読む」ようにしましょう。
6.センター古典:ジャンルを意識する
古典には「評論系」と「物語系」の二つがあり、「評論系」は「日記」と「随筆」に分かれます。
そして古典の「評論系」には二つの大きな特徴があります。
1つ目は「主語が省略される」ことです。
もともと誰かに読ませるために書かれていないので、主語が省略されることが多いのです。
2つ目は「作者が登場する」ことです。
作者がいるという事を意識しないと重要な登場人物を一人見失ったまま読解を進めることになります。
「枕草子」「方丈記」「徒然草」は随筆と覚えておくようにしましょう。
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