世界史勉強ルート
この勉強ルートは一般受験生でも学習に利用できるように作っています。現論会の生徒はこのルートを現論会独自の教材でアレンジしたルートを使います。入塾をご検討の方で詳しいルートを知りたい方はお問い合わせよりご連絡下さるようお願いします。
勉強ルート
[第1段階]通史
『ナビゲーター世界史』
『時代と流れで覚える!世界史B用語』
『世界史B一問一答完全版 2nd edition』
[第2段階]センター試験対策・私大対策
『センター試験への道世界史問題と解説』
『実力をつける世界史100題』
『○○大世界史』
[第3段階]中小論述対策
『世界史論述練習帳new別冊60字』
『世界史B論述問題が面白いほど解ける本』
[第4段階]論述対策
『世界史論述練習帳new』
『ヨコから見る世界史』
『流れがわかる各国別・地域別世界史Bの整理』
[第5段階]
志望校の過去問
勉強ルート詳細と使用する参考書の紹介
[第1段階]
まずは通史を学ばなければ始まりません。講義調の参考書で、全体像を大雑把に把握することを目標に手早く進めましょう。用語をすべて覚えるほどの気合は必要ありません。歴史の流れを大きく知ることを目指しましょう。2周ほど通史を眺めることができれば十分でしょう。
細かい歴史用語は、[第2段階]以降の問題演習で覚えていきましょう。
歴史の流れを大雑把に把握することを目標に参考書を読んでいくわけですが、一方で通史と並行して最低限の基本的な歴史用語を覚えていく必要もあります。できれば、図表で基本事項のまとめをできる問題集を使っていて、かつ、単なるクイズにならないよう穴埋めタイプの問題集が望ましいです。
『ナビゲーター世界史』
通史を学べるものであればなんでも構いません。理想は教科書です。学校の授業も疎かにすべきではありません。
しかし独学で通史を進めるのに教科書を使うのはつらいものがあるので、講義調で書かれている参考書を使用しましょう。
『時代と流れで覚える!世界史B用語』
通史と並行する基本問題集です。学校のワークでも代用可能です。
単元ごとに、前半で基本事項を図表等で基本事項をまとめ、後半で空欄補充を用いたアウトプットができるという構成です。
『世界史B一問一答完全版2nd edition』
穴埋めタイプの一問一答です。センター試験~難関私大レベルの知識が入っているので、最初はセンター試験レベルだけでも完璧にする意識で行いましょう。自分の志望校や勉強ルートの段階に合わせて国公立・中堅私大レベルや難関私大レベルまで進めましょう。
[第2段階]
基本問題集や一問一答より実践的な演習を重ねる段階です。解説を読んだり、復習として教科書や通史の参考書を読んだりすることで、通史と用語を記憶に定着させていく段階でもあります。
私大志望の人や世界史がセンター試験だけの人は、この段階を踏んだらあとは過去問演習です。
国公立大志望で2次試験に論述問題がある人は、自分の状況に合わせて[第2段階]はスルーしてもらっても構いません。
『センター試験への道世界史問題と解説』
センター試験の問題を単元別に配置した問題集です。通史と並行する基礎問題集としても使えます。
『実力をつける世界史100題』
私大対策用の問題集です。あくまで実践を意識した問題集なので、基礎問題集や一問一答等で基本事項の確認を並行しましょう。
『○○大世界史』
河合出版から出ている『関関同立大世界史』・『慶應大世界史』・『早稲田大世界史』、駿台文庫から出ている『徹底攻略GMARCHの世界史』、山川出版から出ている『関東難関私大世界史問題集』・『関関同立入試対策用世界史問題集』があります。
志望校が決まっている人はこれらで対策の方針を得てから過去問演習に入りましょう。
[第3段階]
東大世界史の第2問などの30字~120字程度を想定した中小論述を対策する段階です。
国公立大志望の人のうち[第4段階]に進む人にとって、[第3段階]はストック作りの段階です。問いと解答の要素とをセットで覚え、どのような問いにどのような解答の要素が必要になるのかの引き出しを増やしましょう。
国公立大志望の人のうち30字~120字程度の中小論述が出る人や私大志望の人のうち論述問題がある人にとって、[第3段階]は論述対策として丁寧に行うべき段階になります。[第4段階]は必要ありません。
『世界史論述練習帳new別冊60字』
『世界史論述練習帳new』の付録です。[第4段階]でオススメする参考書なので、[第4段階]に進む必要がある人はこの参考書を使うと効率がいいでしょう。
『世界史B論述問題が面白いほど解ける本』
『世界史論述練習帳new別冊60字』の方には解説がないので、[第3段階]から過去問演習に進む人は解説のあるこちらを使いましょう。
[第4段階]
東大世界史の第1問など、本格的な論述問題の対策をする段階です。
問題を解くときは必ず教科書を参照しながら解くようにしましょう。自力で解答の要素を書き出す→教科書を参照にしつつ解答の要素を書き出しきる→解答の構成を考える→答案を書く、という流れで演習を行いましょう。
また世界史の論述問題においては、同時代史を把握する横の視点と同じ国・地域の通史を把握する縦の視点というダイナミックな視点が問われる場合があります。それぞれの視点で構成し直した参考書を読んでおくといいでしょう。
『世界史論述練習帳new』
問いの要求ごとに問題をまとめた、論述の方法論を学ぶ参考書です。何を要求されたらどのように答えればいいのかという意識は論述、特に東大世界史第1問において非常に有効です。
『ヨコから見る世界史』
『流れがわかる各国別・地域別世界史Bの整理』
それぞれ、同時代史を把握する横の視点と同じ国・地域の通史を把握する縦の視点とを学べる参考書です。論述対策と並行して眺めるようにしましょう。
[第5段階]
最後は過去問演習です。
論述問題がある人は、過去問集を複数揃え、解答例と解答のポイントを見比べるということをしてみましょう。
勉強ルート一覧
・国公立大志望(東大・京大・一橋大・筑波大・九大(文)etc.)
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・国公立大志望(北大・首都大東京・東京学芸大etc.)
[第1段階](→[第2段階])→[第3段階]『世界史B論述問題が面白いほど解ける本』→[第5段階]
・私大志望(論述あり)
[第1段階]→[第2段階]『実力をつける世界史100題』・『○○大世界史』→[第3段階]『世界史B論述問題が面白いほど解ける本』→[第5段階]
・私大志望(論述なし)
[第1段階]→[第2段階]『実力をつける世界史100題』・『○○大世界史』→[第5段階]
・世界史がセンター試験のみ
[第1段階]→[第2段階]『センター試験への道世界史問題と解説』→[第5段階]