化学勉強ルート
この勉強ルートは一般受験生でも学習に利用できるように作っています。現論会の生徒はこのルートを現論会独自の教材でアレンジしたルートを使います。入塾をご検討の方で詳しいルートを知りたい方はお問い合わせよりご連絡下さるようお願いします。
[第一段階] 高校 入門レベル
『岡野の化学が初歩からしっかり身につく』
[第二段階] 大学入試 入門レベル
『鎌田の理論化学・無機化学・有機化学の講義』
[第三段階] センターレベル
『重要問題集』(A問題)
『化学基礎問題精講』
[第四段階] 難関国公立私立レベル
『重要問題集』
[第五段階] 最難関国立大レベル
『化学の新演習』
『化学の新研究』
[第六段階] 大学別対策
志望校の過去問
分野別対策
勉強ルート
[第一段階] 高校 入門レベル
終了までの日数:30日
この段階は、高校化学がほとんど理解できていない、学校の授業についていくのがきついという人のための段階です。この段階をこなすことで、高校化学の基礎を固めます。各々現在の学力を考えて、適宜この段階を飛ばしてください。知識のインプットと演習問題を2周終えたら、次の段階に進んでください。
[第二段階] 大学入試 入門レベル
終了までの日数:50日程度(自分の到達度による)この段階は、抜けている知識をインプットし直し、演習問題でそれを定着させる段階です。第一段階を経た人や、高校の授業にいままである程度ついてこられた人ならば、それなりに早く終わるはずです。講義を読み演習問題を解き、4日に一回程度復習日を挟んで、今まで間違えた問題を解き直します。これが1周終わったら、2周目は講義にざっと目を通し、演習問題を再び初めからどんどん解いていきます。それが終了したら間違えた問題をもう一度解き直し、次の段階に進みます。化学をそれなりに理解している自信のある人はこの段階は飛ばす、もしくは一周で終えてしまっても構いません。
[第三段階]センター・中堅私大レベル
終了までの日数:45日
この段階は、演習を積んである程度入試問題に対応できるようにする段階です。この段階をきちんとこなせば、センターでだいた7〜8割を安定させる実力が身につきます。参考書について、難易度は 基礎精講<重要問題集(A問題)です。重要問題集は網羅性が高く、基礎精講は解説が丁寧です。本屋で内容を確認して、好みに応じて問題集を選んでください。化学にあまり自信がない人は基礎精講でいいと思います。難関大を目指す人は、重要問題集は全ての問題をやりましょう(段階4)。最低全ての問題を2周し、さらに間違えた問題をもう一周しましょう。それが終了したら、志望校に応じて次の段階に進みます。
[第四段階] 難関国立私立レベル
終了までの日数:50日
演習を積んで、入試問題にしっかり対応できる力をつける段階です。前段階に書いたように、重要問題集の全ての問題を2周し、間違えた問題をもう一周しましょう。(重要問題集を全てやる人は、第三段階を飛ばしてください)この段階が終了したら、東大京大東工大志望の人は自分の状況をみて第五段階に、それ以外の人は第六段階に進みましょう。
[第五段階] 最難関国立大レベル
化学の新演習で、難問にしっかり立ち向かえるハイレベルな応用力を養います。かなりボリュームがあり、全ての問題をこなすのが最善ですが、自分の残り時間や学力と相談して、苦手な分野や得意な分野のみをやるのも良いでしょう。
[第六段階] 大学別対策
過去問を時間を計って解いていきましょう。その中で苦手な分野、理解が浅いと感じる分野は、前の段階に立ち戻ってしっかり復習しましょう。うやむやにするのは一番よくない
です。
参考書一覧
『岡野の化学が初歩からしっかり身につく』
『鎌田の理論化学・無機化学・有機化学の講義』
参考書の使い方
[全体について]
基本的に、高校化学は理論、無機、有機の三分野に分かれています。第一段階や第二段階
に取り組む人は、必ず理論分野から取り組むようにしましょう。なぜなら、無機分野や有
機分野の学習には理論分野の知識を使うので、理論の基礎が入っていない状態だと取り組
むのが難しいからです。各段階での参考書の進め方は、基本的には上に書いた方法に従っ
てください。
『重要問題集』
問題数:274問
非常に網羅性の高い問題集です。これ一冊を完璧にすれば、ほとんどすべての大学で合格
点を取れる素地がつくはずです。受験直前にも非常に役立つので、間違えたことのある問
題には印をつけ、解けるようになるまで何回も解き直しましょう。
『化学の新研究』
かなり分厚い参考書です。特に東大京大東工大受験生、化学が武器の受験生におすすめで
す。これを参照するとたいていの疑問点を解決することができます。
興味深いトピックがたくさん書いてありますが、全部読み切るのはきびしいので、わから
ないところや興味のあることを調べる辞書のように使うのがよいです。