早慶対策について

①始めに:

日本の超難関私立である早稲田、慶応に合格するためにはある程度これらの学校について知っておくべきことがあります。ただ受かろう受かろうというのではなく、まずどのようにしたら良いのかを考えて自分なりの勝ち方を探す必要があります。

早稲田・慶応に合格し入学する主な方法としては次の3つの入試があります

1)センター利用入試(早稲田のみ)通称:セン利

2)一般入試 通称:一般

3)推薦・AO入試

この記事では 1)センター利用と 2)一般入試について述べます。その他の入学方法もありますがメジャーではなくあまり現実的ではないので触れません。

②センター利用入試について:

こちらは早稲田のみ採用している方式ですが、センター試験の結果のみで合否が決まるという入試です。学部にもよりますが、合格するためにはセンター試験を9割近く取る必要があります。この方式で早稲田に合格しようとする場合、センターの授業などをしっかりとって本格的な対策をする必要があります。ただ難易度の変化が激しく、時間勝負となるセンターで一発勝負というのは、筆者や周囲の人間の経験からして、かなりのプレッシャーがかかります。二次の対策がめんどくさいからセンター利用で受かってやろうなんて考えてはいけません。もしセンター利用で合格を目指すならば、センター対策の記事をしっかりと読み、対策をして万全の態勢で臨みましょう。

③一般入試について:

こちらが最もメジャーな入試方式となります。センターと二次試験の配点や必要科目は早稲田・慶応の学部によってまちまちですが、基本的な対策の方針は変わりません。以下でより詳しく一般入試対策について主に3点、述べていきます。

早稲田・慶応に合格するためにまず押さえておくべきことは、英語の重みです。

一部の学部を除いて(慶応・総合政策学部など)文学部、経済学部から理工学部、薬学部までほとんどの個別入試で必要となる英語は、配点が大きいです。その上に難易度はかなり高いために個別入試対策が欠かせません。早慶対策英語の授業や、参考書などをやりこむ必要があります。ただし良質のものからひどいものまで巷に溢れかえっていますので、参考書を選ぶ際は気をつけましょう。東進の対策は過去問に基づきプロの講師が行なっているのでオススメです。ただ英語が得意だったり、あまり時間がなかったりと各々状況が異なるので一度赤本などで過去問を解いて採点してみることをオススメします。

他の教科については学部ごとに異なるために一概には言えませんが、大学の特色が強く現れていることが入試の特徴と言えます。そのためできるだけ早期に対策を始めれば始めるほど早稲田・慶応に合格する可能性は上がっていきます。せめて12月には大学と学部を決めておきたいといったところです。

また早稲田、慶応は難易度が高いものの、教科が絞れるという点では自分の得意なところで勝負ができるため実力を存分に発揮しやすいという面があります。時間が足りない現役生にとってこれはかなりのアドバンテージですので、とりあえず早稲田・慶応に合格したいならば受けそうな各学部の個別入試を解いてみて手応えで受ける学部を決めることをお勧めします。学部を決めて勉強して、いざ過去問やってみたら全く歯が立たなかった、、、という場合も本当にあります。

以上を踏まえて簡単な入試までの流れをまとめてみたいと思います。

①英語の対策は早めからやっておく、学部が決まっていなくてもやっておくに越したことはない。

②ある程度、早慶を受けるという決心がついたなら、自分の得意教科を考慮しつつ2、3学部ほどに候補を絞る(決まっている人は必要ない)

③実際に過去問や模試を解いてみて、勝てそうな学部を見定める。

④その学部の対策授業や、過去問に本格的に取り組む。

早慶に合格する、ということが目標であれば③のプロセスをしっかりやることをお勧めします。晴れてみなさんが合格することを祈っています。