[直前期に差をつける] センター現代文で9割取るためのポイント

センター現代文

センター現代文では「どういうことか」と「なぜか」の問題が大半をしめているため、まずはこの二つの解法プロセスを学ぶことが大切です。

今回の記事はこの二つに焦点を合わせて書いていきます。

センター現代文の得点が安定しない人は、そもそも「解法」それ自体が安定していない場合がほとんどです。

この記事を参考に「解法」の定着を目指しましょう!

 

1.センター現代文の解法:一文の構造

「どういうことか」の解答プロセスは

1:「文構造」を分析する

2:「ポイント」を把握する

3:「解答の根拠」となる文と対応させる

の手順を取ります。まずは文の構造を分析してみましょう。

文の構造を把握する際は「主語ー述語」「修飾語ー被修飾語」「接続助詞や連用中止法」「倒置や省略」に注目すると良いでしょう。

そして元の傍線部の構造を保存している選択肢を選びましょう。

 

2.センター現代文の解法:接続表現

接続表現には大きく8つの分類があります。

「つまり」「要するに」などの「解説

「例えば」「とりわけ」などの「例示(強調)

「なぜなら」「だって」などの「理由

「だから」「したがって」などの「帰結

「しかし」「むしろ」などの「転換

「ただし」「もっとも」などの「補足

「そのうえ」「また」などの「付加(連言)

「または」「それとも」などの「選択(選言)

これらの接続表現に注目しながら「文と文の関係」を把握していきましょう。

 

3.センター現代文の解法:指示語

指示語は傍線部の「ポイント」になっています。

「これ」「それ」「このような」といった指示語や、「前者」「彼」などの代名詞が傍線部中に現れた場合は、本文から対応する箇所を探すようにしましょう。

指示語の指す範囲が違うというだけで選択肢が切れる問題も多くあります。

 

4.センター現代文の解法:対立関係

対立関係を把握する際には「論理フレームワーク」に着目するようにしましょう。

対立関係を示す論理フレームワークには「否定のフレームワーク」、「差異のフレームワーク」、「逆説のフレームワーク」などがあります。

例えば「否定のフレームワーク」には「AではなくBである」があります。

こういった論理フレームワークはあらかじめ覚えておくようにしてください。

 

5.センター現代文の解法:並立関係

対立関係を把握した際と同様に、並立関係を把握する際も「論理フレームワーク」に着目するようにしましょう。

並立関係を示す論理フレームワークには「連言のフレームワーク」「選言のフレームワーク」「類似のフレームワーク」などがあります。

注意点として「類似のフレームワーク」はAとBを共通点であるXで同類項としてくくるものであるので、決してAとBは同値関係にならないことを覚えておきましょう。

 

6.センター現代文の解法:因果関係

因果関係も「条件法のフレームワーク」に着目することで把握しやすくなります。

ここで冒頭で述べた、現代文のもう一つの問題である「なぜかの問題」へのアプローチを説明します。

「なぜかの問題」でも手順は変わりません。

1:「文構造」を分析する

2:「ポイント」を把握する

3:「解答の根拠」となる文と対応させる

という手順で問題にアプローチしてください。

ただし「どういうことかの問題」とは違い、「ポイント」は「飛躍している」部分となります。

例えば「東大入試は難しい」と言われれば「飛躍」がありませんので「うんうん」と納得することができます。

しかし、「東大入試は簡単だ」と言われれば「え、そうなの?」と疑問が生まれます。

これが「飛躍」であり、この「飛躍」を埋めることが「なぜかの問題」で求められていることなのです。

 

7.センター現代文の解法:小説の解法

小説では「心情把握問題」がよく出題されます。

「小説は論理的に解くことはできない」と思われがちですが、実は小説も「論理的に」解くことができるのです。

「心情把握問題」へのアプローチも「どういうことかの問題」や「なぜかの問題」と変わりません。

ただし「ポイント」は「原因」「心情」「結果」の三点になります。

こうした「ポイント」を掴むためには「心情のフレームワーク」に着目することが大切です。

「心情のフレームワーク」には「単純な心情」「心情の把握」「結合原因の心情」「心情の交錯」の四つがあります。

 

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